当院での今シーズンのインフルエンザワクチンは終了させていただきました。
恐れ入りますがワクチン接種を希望される方は他の医療機関にご相談ください。


インフルエンザの予防接種をしましょう


 いわゆる”かぜ”をきたす病原体は100種類以上ありますが、そのなかで最も重症化するものがインフルエンザです。普段は風邪をひかないという人でも突然インフルエンザに罹患することがありますし、重症化すれば入院を強いられることもあります。

 しかし、幸いなことにインフルエンザには効果的なワクチンがあります。ワクチンを接種してこの冬を乗り切りましょう。

【Q&A】

Q1 価格はどれくらいですか?
Q2 どんな人が予防接種をすべきですか?
Q3 妊婦はインフルエンザの予防接種ができないのですか
Q4 予防接種は2回しなければならないと聞いたのですが・・・
Q5 予防接種をすれば絶対にインフルエンザにかからないのですか?
Q6 予防接種の副作用はないのですか
Q7 インフルエンザのワクチンは接種すればすぐに効果が現れるのですか
Q8 ワクチンは新型インフルエンザに対しても効果があるのですか
Q9 今年のインフルエンザは何型が流行るのですか
Q10 インフルエンザのワクチンは、インフルエンザ菌に対しても有効なのですか?
Q11 インフルエンザのワクチンは心筋梗塞を予防できるって本当ですか
Q12 タミフルが効かないインフルエンザがあるって本当ですか


Q1 価格はどれくらいですか?

A1 当院では3,150円(消費税込み)です。インフルエンザに限らずワクチン接種は自費診療になりますので、医療機関によって料金が異なります。


Q2 どんな人が予防接種をすべきですか?

A2 持病などがあり接種を控えなければならない方や妊婦を除けば全員が接種すべきだと考えられています。高齢者や小児、または高齢者や小児に接する人は接種が強く勧められます。医療従事者は全員が接種しています。医療従事者以外でも人と接する仕事をしている人は積極的に接種すべきです。


Q3 妊婦はインフルエンザの予防接種ができないのですか

A3 現在の日本の厚生労働省は、「可能な限り危険性を排除するため、国内では妊婦に対してインフルエンザワクチン接種を勧めていない」としています。これを受けて、当院でも妊娠している人(もしくは可能性のある人)に対するワクチン接種はおこなっていません。

参考 医療ニュース2008年9月20日「妊婦の予防接種は赤ちゃんにも効果? 」


Q4 予防接種は2回しなければならないと聞いたのですが・・・

A4 以前は2回接種されていたこともありましたが、現在は1回の接種で十分と考えられています。当院のスタッフも1回のみの接種です。ただし、13歳未満の方は2回接種が必要となります。


Q5 予防接種をすれば絶対にインフルエンザにかからないのですか?

A5 残念ながら、インフルエンザの予防接種は100%感染を防ぐことはできません。しかし有効率は75%以上だと言われています。(これは、予防接種をせずにインフルエンザにかかった人の75%は予防接種をすれば防げたという意味です) また、ワクチンを接種していれば、入院や死亡率を大幅に減少させることができます。たとえ、インフルエンザに罹患したとしても、予防接種をしていれば症状が軽くなることが期待できます。しかし、予防接種をおこなっても他の病原体には効果がありませんし、日頃の手洗いやうがいが大切なことには変わりありません。


Q6 予防接種の副作用はないのですか

A6 まれに発熱や接種部位の発赤が起こることがありますがいずれも軽症です。また卵の白味の成分を使ってワクチンを製造していますので、重症の卵アレルギーのある方はは接種ができないことがあります。その他現在かかっている病気のある方は、接種できない可能性があります。


Q7 インフルエンザのワクチンは接種すればすぐに効果が現れるのですか

A7 効果が出るまでに約2〜3週間かかります。ですから、インフルエンザが流行する前に接種しておく必要があります。お忙しい方も、できるだけ11月中に接種すべきだと言えます。


Q8 ワクチンは新型インフルエンザに対しても効果があるのですか

A8 残念ながらインフルエンザのワクチンは、新型インフルエンザ(H5N1型)に対しては効果がありません。新型インフルエンザのワクチンは現在開発中です。新型インフルエンザが流行すると多くの死者がでると言われており、ワクチンは国の統制下でおこなわれることが予想されます。


Q9 今年のインフルエンザは何型が流行るのですか

A9 現在、成人も発症するインフルエンザのウイルスは主に3種類あります。A香港型(H3N2型)、Aソ連型(H1N1型)、B型の3種類です。一般にA香港型は高熱がでて筋肉痛などの症状が強くなると言われています。またB型は軽症ですむことが多いといえます。昨シーズンは世界的にAソ連型が流行しました。Aソ連型が2年続けて流行することはこれまでもなく、今年は(重症になることが多い)A香港型が流行するのではないかと考えられています。


Q10 インフルエンザのワクチンは、インフルエンザ菌に対しても有効なのですか。

A10 名前が似ていて大変ややこしいのですが、インフルエンザウイルスとインフルエンザ菌はまったく別の病原体です。通常「インフルエンザ」と言えばインフルエンザウイルスのことを言います。インフルエンザ菌は乳幼児の細菌性髄膜炎の原因菌として有名です。インフルエンザ菌のワクチンはこれまでありませんでしたが、2008年12月に発売になる予定です。対象は生後2ヶ月から5歳未満の希望者となります。当院で取り扱うかどうかは現時点で未定です。


Q11 インフルエンザのワクチンは心筋梗塞を予防できるって本当ですか

A10 理由ははっきりしないもののそのような研究があります。狭心症や心筋梗塞など心臓の病気になった人がインフルエンザのワクチンを接種すると、再発を防げるという結果がでています。また、最近では、インフルエンザのワクチンがエコノミークラス症候群など静脈血栓症のリスクを減らすという研究報告もあります。ただし、インフルエンザのワクチンがこれらの疾患の完全な予防になるわけではありません。


Q12 タミフルが効かないインフルエンザがあるって本当ですか

A11 あります。最近、国立感染症研究所が発表した県別のデータによりますと、なぜか鳥取県に集中しています。同県では、昨年Aソ連型のインフルエンザに罹患した、なんと32.4%がタミフル耐性(タミフルが効かない)だったとされています。他の県では多いところでも10%以下になっていますが、今年流行するインフルエンザがタミフル耐性となる可能性もあります。(それだけに予防接種が大切なのです)

2008年11月12日
太融寺町谷口医院
谷口恭