★保険診療でおこなう禁煙治療の流れ 
| 初回:初診 |
・問診(喫煙状況、禁煙の準備性、ニコチン依存症の程度、他にかかっている病気などをお聞きします)
・呼気一酸化炭素濃度の測定(特殊な器械を用いて測定します)
・禁煙宣言書の作成
・禁煙開始日の決定
・ニコチン製剤の処方 |
| 第2回:再診1(2週後) |
・問診(禁煙状況や離脱症状についてお聞きします)
・呼気一酸化炭素濃度の測定
・ニコチン製剤の処方 |
| 第3回:再診2(4週後) |
| 再診1と同様です。(貼付薬使用の場合はニコチン製剤の濃度を減らすことを検討します) |
| 第4回:再診3(8週後) |
| 再診1と同様です。(貼付薬使用の場合はニコチン製剤の処方はおこなわないこともあります) |
| 第5回:再診4(12週後) |
| 最終回です。12週の成果を振り返り、苦労したことや禁煙の喜びについてお尋ねいたします。また今後の禁煙継続の自信についてもお聞きします。(内服薬の場合は継続して処方することもあります) |
★費用について(3割負担の場合)
貼付薬(ニコチネルTTS)の場合約12,000円が必要となります。合計5回の診察代、ニコチン製剤代、処方代などがすべて含まれた金額です。
内服薬(チャンピックス)の場合、総額で約18,000円から20,000円程度が必要になります。
なお、初回の診察代金は3,000円〜3,500円程度となります。
★Q&A
Q1 禁煙外来は自費でしかできないクリニックもありますが、なぜ、太融寺町谷口医院では保険診療ができるのですか
A1 禁煙外来を保険でおこなうには、そのクリニックが禁煙外来をおこなうのに適切であることを行政に認めてもらう必要があります。太融寺町谷口医院は敷地内が禁煙であり、呼気一酸化炭素濃度測定器も置いてあり、さらに他の基準も満たしているために禁煙外来を保険診療でおこなうことができます。
Q2 禁煙には何度も失敗しているので不安です・・・
A2 禁煙を意思だけでおこなおうとすると失敗する人も少なくありません。禁煙をおこなうという強い意志にニコチン製剤の上手な使用が加われば禁煙成功率は飛躍的に向上します。まずはお気軽にご相談ください。
Q3 以前にも病院で禁煙外来を受けたことがあります。でも、途中で吸ってしまい、あきらめてしまいました。
もう一度禁煙にチャレンジしたいのですが…
A3 いったん保険診療で禁煙治療を開始すると、その後1年間は保険診療での治療を受けることができません。例えば、2010年4月1日に禁煙治療を開始した場合、2011年4月1日までは再び治療をおこなうことができません。これは別の医療機関を受診したとしても同様です、自費診療でなら1年が経過していなくても治療は可能です。
Q4 ニコチン貼付薬は皮膚がかぶれるって聞いたんですが・・・
A4 たしかにニコチン貼付薬で皮膚がかぶれる人もいます。軽症であればステロイド外用薬との併用で続けることが可能です。かぶれの症状がひどい場合には、ニコチンガムなど他の製剤を用いることもあります。
Q5 禁煙できる内服薬があるって聞いたんですが・・・
A5 欧米では以前から使用されていたバレニクリン(商品名はチャンピックス)という薬が2008年5月から日本でも使用できることになりました。詳しくは、「はやりの病気第56回(2008年4月号)ついに登場! 飲む禁煙薬」を参照ください。
Q6 私は「ニコチン依存症」なのでしょうか
A6 「ニコチン依存症」かどうかを知るための方法として、合計10項目の質問に答えることで判定する方法が最も普及しています。これを「ニコチン依存症のスクリーニングテスト」と呼びます。10点満点のうち5点以上であれば「ニコチン依存症」と診断されます。禁煙外来を保険診療でおこなうには「ニコチン依存症」であることが必要です。10項目の質問を下記に記します。
問1. 自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか。
問2. 喫煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。
問3. 喫煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか。
問4. 喫煙したり本数を減らしたときに、次の症状のどれかがありましたか。
(イライラ、神経質、落ち着かない、集中しにくい、ゆううつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、
食欲または体重増加)
問5. 問4の症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか。
問6. 重い病気にかかったときに、タバコはよくないと分かっているのに吸うことがありましたか。
問7. タバコのために自分に健康問題が起きていると分かっていても、吸うことがありましたか。
問8. タバコのために自分に精神的問題が起きていると分かっていても、吸うことがありましたか。
問9. 自分はタバコに依存していると感じることがありましたか。
問10. タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか。
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参考:
はやりの病気第66回 2009年2月号 「メンソールの幻想と私の禁煙」
はやりの病気第56回 2008年4月号 「ついに登場! 飲む禁煙薬」
はやりの病気第32回 2006年5月第2週号 「そろそろ本格的な禁煙を!@ 」
はやりの病気第33回 2006年6月第1週号 「そろそろ本格的な禁煙を!A 」
はやりの病気第34回 2006年6月第2週号 「そろそろ本格的な禁煙を!B(最終回)」
2011年4月14日
太融寺町谷口医院
院長 谷口恭
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