医療ニュース

2007年2月20日(火) ネット販売薬の半分はニセモノ

2月19日の日本経済新聞によりますと、インターネットを通して世界中に出回っているニセ薬は1万種を超えるそうです。ファイザー製薬の調査では、バイアグラなどのニセ薬は日本を含む60ヶ国で発見されたといいます。

 ニセ薬の一大産地とされるのは中国南東部で、日本政府の関係者は「昼は正規薬、夜はニセ薬を作る工場がある」と明かしているそうです。米国のサーバーを経由し、日本市場で個人に売る手法が典型的で、犯罪組織の資金源にもなっているといいます。

 また、昨年11月15日にWHO(世界保健機関)が発表した報告によりますと、インターネットを使って販売されている医薬品の半分はニセ薬です。WHOによりますと、世界のニセ薬貿易は現在最大で年間350億ドル(約4兆1,300億円)にもなり、有害な成分が含まれていて服用した人が死亡したケースも報告されています。

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 日本人がインターネットでよく入手する薬品は、ED(勃起不全)改善薬のバイアグラ、レピトラ、シアリス、育毛薬のプロペシア、ミノキシジル、抗うつ薬のプロザック、などで、こういった薬剤は特にニセモノが多いと言われています。

 効果が得られないだけならまだましな方で、危険な成分が混入していることもありますからご注意を・・・。