医療ニュース

2008年12月15日(月) WHOの予測、ガンが世界の死亡原因第1位

 日本の死亡原因トップ5をご存知でしょうか。正解は、ガン、心疾患、脳血管障害、肺炎、不慮の事故です。

 では世界ではどうでしょう。現在は、1位が心疾患、2位がガン、以後、脳血管障害、肺炎、周産期の事故、エイズ、結核、交通事故、マラリア、と続きます。

 ところが、12月9日、WHO(世界保健機構)は、現在途上国の間でがん患者が急増していることを指摘し、世界の死亡原因の第1位が2010年までに心疾患からガンにとってかわるとの予測を発表しました。

 WHOによりますと、世界のガン患者数は2008年中に1,200万人、ガンによる死者は700万人に達する見通しで、今後も年間1%の割合で増加が見込まれます。途上国を中心に喫煙習慣が拡大していることが主要因で、特に世界の喫煙人口の40%を占める中国とインドでは大幅な増加が見込まれるようです。

 さらにWHOは、2030年には、年間の新規ガン患者は2,700万人、ガンによる死者は1,700万人に達し、患者数と死者数の両方とも現在の倍以上になると予想しています。
 
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 これらをまとめると、喫煙人口の多数を占めるインドと中国でタバコが原因のガンが急増し、その結果世界全体でみたときの死亡者数はガンがトップになる、ということになります。

 ということは、中国とインドで禁煙対策を徹底すれば、ガン罹患者が大幅に減少する可能性があるということになります。

 世界の死因2位の心疾患、3位の脳血管障害も喫煙が原因になっていることが多いですから、いかにタバコが人類の寿命を縮めているかということがわかります。

(谷口恭)

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