医療ニュース

2008年5月22日(木) 妊娠時のストレスが子供のアレルギーに

 強いストレスにさらされた妊婦の子供は、ぜんそくなどのアレルギー症状を起こしやすくなる・・・

 これは、最近カナダで開催された米国胸部学会で、米国ハーバード大学の研究チームが発表した報告です。(報道は5月20日の日経新聞)

 妊娠中のストレスが胎児に悪影響を与えることは、これまでも動物実験では指摘されていましたが、人間でも同様のことが検証されたのは初めてのことです。

 研究チームは、新生児387人を対象に、へその緒に含まれるアレルギーの原因抗体のレベルを分析しています。同時に、妊娠中の母親のストレスの強さや、家庭でダニなどのアレルゲンに接している度合いを調査しています。

 その結果、強いストレスにさらされた母親は、アレルゲンが少ない環境でも、子供の抗体レベルが高くなる傾向にあることが判りました。

 研究者のひとりは、次のようにコメントしています。

 「ストレスは免疫システムにアレルゲンと同様の影響を及ぼす"社会的汚染物質"だ」

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 ストレス="社会的汚染物質"。たしかにそうでしょう。

 けれども、ストレスを減らすことはそんなに簡単ではありません。誰もストレスを貯めたいと思って貯めているわけではないのです。

 現実的な観点から言えるのは、「周囲が妊婦のストレスに気づかなければならない」ということだと思います。

(谷口恭)

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2018/05/16

2018年4月17日より本ページで予告していましたように、2018年5月16日より麻疹風疹混合ワクチンの接種は、当院をかかりつけ医にしている方(及び当院に一度でも受診したことのある方)に限定させていただきます。