医療ニュース

2008年5月22日(木) 後期高齢者が人口の1割

 10人に1人が後期高齢者(75歳以上)・・・。
 
 今月決定された2008年版の高齢社会白書で述べられています。

 2007年10月の時点で、後期高齢者は1,270万人となり、総人口に占める割合は9.9%にものぼっています。(前年比0.4ポイントの上昇)

 また、白書の試算では2055年には後期高齢者が26.5%に達するとされています。

 高齢化率(人口に占める65歳以上の割合)をみると、現在の21.5%から2055年には40.5%まで上昇すると試算されています。

 これは、「世界のどの国も経験したことのない高齢社会」であり、65歳以上の高齢者を支える現役世代(15歳から64歳)は、2005年では3.3人ですが、2055年には1.3人となります。

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 高齢者の方に働き続けてもらうことも大切でしょうが、それ以前に若い世代がもっと働かなくてはならなくなるでしょう。「ニート」や「引きこもり」などと言っている場合ではない時代に入りつつあるように思えます・・・。

(谷口恭)