医療ニュース

2008年8月4日(月) 長寿記録更新!女性は23年連続世界一

 日本人の2007年の平均寿命は女性が85.99歳、男性が79.19歳で、いずれも2年続けて過去最高を更新しました。

 これは、7月31日、厚生労働省が公表した「簡易生命表」によるものです。

 これで、女性の平均寿命は23年連続の世界一位となります。男性は前年(2006年)の2位から3位に転落しています。(男性の1位、2位はそれぞれアイスランド(79.4歳)、香港(79.3歳)、女性の2位、3位はそれぞれ香港(85.4歳)、フランス(84.1歳)です)

 平均寿命が延びた原因として、厚生労働省は、「日本人の三大死因であるガン、心臓病、脳卒中の治療成績向上が平均寿命を延ばす方向に働いた。今後も同様の傾向が続くだろう」とみています。さらに、これらの三大死因が克服されれば(実際にはあり得ないことですが)、平均寿命は男性で8.25年、女性で7.12年それぞれ延びるとみられています。

 「何歳まで生きるか」という試算では、2007年に生まれた赤ちゃんが75歳まで生きる割合が女性85.8%、男性70.8%。90歳までが女性44.5%、男性21.0%となっています。

 ゼロ歳児が将来死亡する原因として最も可能性が高いのは、男女ともガンで、心臓病、脳卒中を加えた三大死因による将来の死亡確率は男性55.57%、女性53.02%で前年とほぼ同水準となっています。

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 「自分はあと何年生きられるか」に興味がある人は少なくないと思います。これを考えるときに平均寿命を参考にしがちですが、「平均寿命」ではなく「平均余命」を考えなければなりません。

 例えば、現在30歳の女性が、「平均寿命が85.99歳だから、85.99-30=55.99年間」とするのは適切ではありません。この場合、簡易生命表によると平均余命は56.57年となっており、統計学的にはこちらが適切ということになります。(尚、簡易生命表は厚生労働省のウェブサイトでみることができます。http://www5d.biglobe.ne.jp/~Jusl/IssituRieki/yomei.htmlを参照ください)

(谷口恭)

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