医療ニュース

2009年10月5日(月) "生活を楽しむ男性"は循環器疾患になりにくい

 生活を楽しんでいる男性は、脳卒中や心筋梗塞といった循環器疾患にかかりにくく死亡リスクが低い・・・

 これは厚生労働省の研究班が9月30日に発表した報告です。(報道は同日の日経夕刊など)

 この調査は、40~69歳の男女88,175人を12年間にわたり追跡しています。開始時点のアンケートの回答から、生活を楽しんでいる意識が「高い」「中程度」「低い」の3つのグループに分けて、循環器疾患の発病や死亡との関係が分析されています。

 その結果、生活を楽しんでいる意識が高いグループを基準にすると、中程度グループの発症リスクは1.20倍、低いグループは1.23倍、また死亡リスクはそれぞれ1.15倍、1.61倍となっています。

 興味深いことに、女性ではこういった意識との関連は認められていません。

 生活を楽しんでいる男性は、スポーツなどで健康的な生活を送っていることに加え、困難な出来事にも前向きに対処できるためストレスを感じにくいことが原因ではないか、と研究者は考えているようです。また、生活を楽しんでいると答えた男性には喫煙者が比較的少なかったそうです。

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 女性には生活を楽しんでいる意識と疾患の間に関連性がみられなかったということは、「女性はストレスに強い」ということを示しているのかもしれません。

 多くの男性にとって、「生活を楽しみなさい」と言われてもそう簡単にできるわけではありません。理屈では理解できたとしても、過重労働のためスポーツなんて時間がとれないし、いつ仕事を失うかもしれない現状で「楽しめ」と言われても・・・、と考える人も少なくないでしょう。

 とりあえずは、タバコをやめて、少しでも(あるいは少々無理をしてでも)スポーツをする時間を確保することから始めてみるのがいいかもしれません・・・。

(谷口恭)

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