医療ニュース

2009年3月27日(金) 花粉症は23歳から?!

 株式会社ウェザーニューズという会社が、全国(沖縄を除く)で一斉に花粉症に関する調査をおこない、その結果をウェブサイトで公表しています。

 調査は全国の合計15,109人(男性35%、女性65%)に対しておこなわれています。

 「花粉症歴は何年ですか?」という質問と、調査対象者の年齢から計算すると、平均で「花粉症になるのは23歳から」という分析結果がでたそうです。

 この調査では、発症年齢の早い地域と遅い地域が県別に算出されています。発症年齢が遅い県は、1位、佐賀県(28.6歳)、2位、山口県(26.9歳)、3位、長崎県(26.8歳)、4位、香川県(26.7歳)、5位、福岡県(26.5歳)となっており、逆に早い県は、1位、徳島県(20.2歳)、2位、山形県(20.9歳)、3位、宮城県(21.4歳)、4位、静岡県(21.7歳)、5位、群馬県(21.8歳)となっています。

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 23歳から花粉症というのは、大学を卒業して社会人になることと何か関係があるのでしょうか。

 県別のデータでは、発症が遅いのは西日本で早いのは東日本とだいたい言えそうで、これは花粉の飛散量と関係があることが予想されます。しかし、徳島県だけが例外になっています。この原因は何なのでしょうか。

 尚、調査に沖縄が含まれていないのは、沖縄には花粉症がないからでしょう。最近、花粉症で悩む富裕層たちの間では、「花粉症を避けるために沖縄永住」を考えている人もいるそうです。

(谷口恭)