医療ニュース

2009年7月30日(木) 日焼けマシンに発癌リスク

 人工的に紫外線をあてて肌を小麦色にする「日焼けマシン」の利用が、癌の発生リスクを著しく高めることは疑いない・・・

 WHO(世界保健機関)の国際癌研究機関(IARC)が7月29日にこのような発表をおこないました。(報道は7月30日の日経新聞)

 同機関は、日焼けマシンの発癌リスクを、タバコやアスベストに並ぶ最高度のリスクグループに分類しています。日焼けマシンの使用を30歳未満で開始した場合、皮膚癌(メラノーマ)のリスクが75%増加するとしています。

 この発表を受け、英国皮膚科学会は「発癌性を認定したことを歓迎する。子供にマシンを使わせないよう、日焼けサロン産業を規制する措置を取るべき時期だ」とコメントしているそうです。

 また、仏皮膚科学会は、「長年、政府に危険性を訴えてきた。法律で禁止するよりも人々に周知することが先決」と述べています。

 日焼けマシンは、仏、独、スウェーデンなど欧州各国で成人の25%近くに使用経験があるとの調査結果があり、特にドイツでは18~45歳の1,400万人(ドイツの人口は約8,200万人)が利用し、そのうち4分の1が17歳未満で使用を開始しているそうです。

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 現時点(7月29日)では、日本皮膚科学会など日本の学会はコメントを発表していないようですが、白人と(日本人を含む)黄色人種では発癌性に違いがないのか、といったあたりの研究を待ちたいと思います。

(谷口恭)

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