医療ニュース

2010年12月17日(金) ポリオ不活化ワクチンを求め患者団体が署名提出

 ポリオ(小児まひ)の患者団体「ポリオの会」は12月15日、ワクチンが原因でポリオを発症する問題をなくすため、「不活化ワクチン」を早期に日本に導入するよう約35,000人分の署名をまとめ、細川律夫厚生労働相宛てに提出したそうです。(報道は12月16日の共同通信)

 報道によりますと、署名提出に対応した岡本充功政務官は不活化ワクチンの導入に否定的だったそうです。

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 現在ポリオのワクチンは、「生ワクチン」といってウイルスを弱毒化したもので、市町村で無料で接種できますが(飲むタイプのワクチンです)、およそ450万人に1人の割合で、ポリオに感染したときと同じようなまひ症状が出現すると言われています。また、下痢や発熱といったワクチンによる副反応も数パーセントで起こります。

 さらに、生ワクチンは成人には接種できないという問題もあります。

 世界的な観点でみると、生ワクチンではなく、ウイルスの毒性をなくした不活化ワクチンが主流になりつつあり、世界約40ヶ国で使用されています。

 現在、HPV、Hib(インフルエンザ桿菌)、小児用肺炎球菌の3つのワクチンが無料化となる流れにありますが、なぜこの3つなのかという議論が大きくなってきています。B型肝炎ワクチン、風疹ワクチン、ムンプス(おたふく風邪)ワクチンは現在でも多くの自治体で補助がなく高額ですし、ポリオの不活化ワクチンも優先順位が高いように思われるのですが、行政はどのような基準で決めているのか不思議です・・・。

(谷口恭)

参考:
医療ニュース2010年10月27日「3つのワクチンの無料化は完全でない可能性」

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