医療ニュース

2010年2月15日(月) 大阪府、いきなりエイズが過去最多

 大阪府立公衆衛生研究所の報告によりますと、2009年に発症した「いきなりエイズ」は62人となり、2008年の51人を上回って過去最多となっています。(報道は2月13日の日経新聞)

 「いきなりエイズ」とは、エイズを発症して初めてHIV感染が判ることを言い、発症するまでの数年間の間に他人に感染させている可能性があります。「いきなりエイズ」となると投薬のタイミングが遅れてしまっていますから、命にかかわる状態になることもあります。

 ここ数年間は、当局のPRやキャンペーンが功を奏し、特に大阪府では検査件数は増えていました。その結果、まだエイズを発症していない状態でHIV感染が判明するケースが多く、適切なタイミングで治療を開始することができていました。

 ところが、2009年には検査件数が激減し、保健所などの公的機関でHIV検査を受けた人数が月平均で1,532人まで減少しています。(2008年は月平均1,769件、最も多かった9月は2,617件)

 大阪府での2009年の(エイズを発症していない)HIV抗体陽性者と新規でHIV感染が判ったエイズ患者(いきなりエイズ)の合計は233人で、これは2008年の238人を若干下回っています。ところが、検査件数がこれだけ減少しているわけですから、大阪府のHIV感染者は確実に増えていると考えて間違いないでしょう。

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 大阪府の関係者は、HIV検査件数が減少した原因を「新型インフルエンザが流行したから」と分析していますが、それだけではないと私は考えています。

 不特定多数とのunprotected sex(コンドームを用いない性交渉)の増加があり、さらに「自分だけはかからない」という何の根拠もない妙な自信を持っている人が増えてきているように私は感じています・・・。

(谷口恭)

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