医療ニュース

2007年4月26日(木) 喫煙者は病気休暇の取得が多い?

 喫煙者は非喫煙者に比べて病気休暇の取得が年間8日多い・・・

 スウェーデンのある研究でこのような結果がでて話題を呼んでいます。(日本での報道は3月28日付けのWebMD Medical News)

 この研究は、1988年から1991年の間に16歳から65歳のスウェーデンの労働者約14,200人を対象におこなわれたもので、対象者のうち、45%が非喫煙者、26%が喫煙経験者、29%が喫煙者です。

 対象者が取得した平均年間病気休暇日数は25日で、喫煙者は34日、喫煙経験者は25日、非喫煙者は20日という結果がでています。

 喫煙者では、非喫煙者や喫煙経験者に比べて、高齢で、教育水準が低く、慢性疾患罹患率が高い傾向が認められています。

 労働者の年齢、健康状態、職種、その他の要因を考慮した後、喫煙者では非喫煙者に比べ平均年間病気休暇取得日数がほぼ8日多いという結果が導かれています。

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 喫煙者はこの結果を真摯に受け止めるべきかもしれません。それにしても、喫煙者であれ、非喫煙者であれ、年間病気休暇日数が20日を越えているのは、日本人からすると多すぎるように思われます。