医療ニュース

2007年6月11日(月) 善玉コレステロールは運動で増加する!

 すてらめいとクリニックの患者さんの年齢層は比較的若いという特徴がありますが、特に20代・30代の男性の間で高コレステロール血症の患者さんが少なくないことにしばしば驚かされます。

 中性脂肪が運動で比較的簡単に低下するのに対し、コレステロールの値を低下させるには食餌療法が適していると言われています。

 しかし、コレステロールには善玉コレステロール(HDL)と悪玉コレステロール(LDL)があり(正確にはさらに細かい分類がありますが、ここでは「善玉」と「悪玉」に単純に分類します)、悪玉を下げて、善玉を上げるのが健康によいことが分かっています。

 医学誌「Archives of Internal Medicine」5月28日号に掲載された論文によりますと、有酸素運動によって善玉コレステロールが有意に上昇することが分かりました。

 この研究は東京大学の研究員らによっておこなわれ、これまでに発表されている25件の研究データを解析することによって今回の結論が導かれています。対象となった被験者はおよそ1,400人です。

 研究者らは、善玉コレステロール値の改善には30分以上の運動が必要と結論しています。また、運動の強さは、今回の研究結果には影響を及ぼさないことが分かりました。すなわち、被験者が激しい運動を行ったかゆっくりとしたペースで運動したかは重要でないということです。

 善玉コレステロールの増加が最も大きかったのは、肥満でない人と総コレステロールが高値の人だったようです。

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 高コレステロール血症の診断基準が変わり、すてらめいとクリニックでは、コレステロール高値が疑われる人に対しては、初めから善玉コレステロールと悪玉コレステロールの値を測定するようにしています。

 悪玉を食餌療法で減少させ、善玉を運動で増加させる・・・

 程度にもよりますが、薬に頼る前にまずはこの治療法を試すべきでしょう。

参考:脂質異常症

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