医療ニュース

2008年1月22日(火) 4つの習慣で14年間長生き?!

 4つの習慣をもつことで14年間も長生きできる・・・。

 このような研究を英国ケンブリッジ大学の研究班が米国の医学誌に発表し話題を呼んでいます。(報道は1月8日の共同通信)

 この研究班は、英国南東部の45歳から79歳の健康な住民約2万人を対象とし、1993年から1997年にかけて健康調査を実施し、2006年までの死亡率と生活習慣との関係を解析しました。

 その結果、①タバコは吸わない、②飲酒はほどほど(ワインなら1週間にグラス14杯まで)、③1日に最低こぶし5つ分程度の野菜・果物をとる、④1日30分程度の軽い運動をする、の4つの習慣がある人は、4つともない人より、同年齢で病気による死亡率が4分の1と低く、これは14年分の寿命に相当することが分かりました。

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 ワインを1週間にグラス14杯というのは、"ほどほど"ではないように思うのですが、お酒が好きな人には朗報に聞こえるかもしれません。

 考えてみると、禁煙、飲酒ほどほど、野菜と果物、運動、というのは当たり前の話であって新しい発見ではないように思えますが、"14年間長生き"というのは、食事療法・運動療法のモチベーションになるかもしれません。

(谷口 恭)