医療ニュース

2008年4月3日(木) ブラジルでデング熱と黄熱が大流行

 3月31日の共同通信によりますと、現在ブラジルでデング熱と黄熱が大流行し、今年の死亡者はそれぞれ54人、20人となっています。

 この事態を重視したブラジル政府は、軍500人を動員しウイルスを媒介する蚊の駆除を開始するようです。

 デング熱による死亡者は確定の54人の他、疑われている死亡者が60人いるようです。

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 デング熱というと、東南アジアのイメージが強いですが、南米でもときに猛威をふるうことがあります。デング熱だけならそれほど重症化しませんが、重症型のデング出血熱をきたすと致死率はかなり高くなります。

 デング熱には今のところワクチンはありませんから、蚊に刺されないような予防をすることが大切です。

 黄熱については、有効なワクチンがありますから、南米やアフリカを旅行される方は検討してみてはいかがでしょうか。

(谷口恭)