次世代検査


参考:メディカルエッセィ第179回(2017年12月)これから普及する次世代検査

現在当院で実施しているのは次の6つです。いずれの検査も希望されたその日にはおこなえません。検査の内容について充分に理解いただくことが必要となります。場合によっては希望されても検査ができないこともあることを予めご承知おきください。尚、下記の費用は検査代であり、別途診察代がかかります。

参考:厚労省研究班・国立がん研究センターによるがん検診有効性評価ガイドライン


マイクロアレイ

費用:82,000円(税込み)
結果が出るまでの期間:3~4週間程度

胃がん、大腸がん、膵臓がん、胆道がんの4つのがんの同時検査です。超早期発見が可能です。「陽性」となった場合、精密検査(エコー、MRI、MRCP、内視鏡など)に進みます。膵臓がんのみを希望される場合はご相談ください。(詳しくは上記メディカルエッセイを参照ください)

ミアテスト

費用:21,000円(税込み)
結果が出るまでの期間:3~4週間程度

乳がんの超早期発見が可能な検査です。従来の乳がん検診(超音波検査、マンモグラフィー)よりも精度の高い検査です。(詳しくは上記メディカルエッセイを参照ください)

テロメア検査

費用:37,000円(税込み)
結果が出るまでの期間:3~4週間程度

「テロメア」とは染色体の末端部分の遺伝子のことで全染色体の末端にテロメアが存在します。遺伝子コードTTAGGGの繰り返し配列が続き、10万から20万塩基の⻑さがあります。細胞分裂・細胞老化と共に短くなります。つまり、テロメアが短ければ寿命も短いというわけです。

また、この検査では、テロメアの長さと同時に「Gテール」の長さも測定します。Gテールとはテロメアの最末端部分の一本鎖の遺伝子約300-500塩基の部分で、ループを形成しテロメアを安定させています。Gテールが⻑いほどテロメアが安定します。Gテールは酸化ストレスなどにより短くなり、結果としてテロメアも短くなります。つまり、Gテールが短くなれば、テロメアも短くなり、様々な疾患にかかりやすくなり寿命も短くなるというわけです。もしも、Gテールの長さや短くなるスピードが生まれつき決まっているなら検査をすることにあまり意味がありませんが、生活環境の改善などでGテールを安定させることができるのです。

上記メディカルエッセイも参照ください。また、検査会社のページも参照ください)

ApoE遺伝子

費用:16,000円(税込み)
結果が出るまでの期間:3~4週間程度

アルツハイマーになりやすい遺伝子を持っているかどうかを調べる検査です。ApoEε4を2つ持っている人は、ε3が2つの人に比べて発症リスクが10倍以上と言われています。(詳しくは上記メディカルエッセイを参照ください)

MCIスクリーニング

費用:22,000円(税込み)
結果が出るまでの期間:3~4週間程度

アルツハイマーに”なりつつある”かどうかを調べる検査です。この検査で陽性と出ても生活習慣の見直しなどでリスクを低減することができます。(詳しくは上記メディカルエッセイを参照ください)

腸内フローラ

費用:22,000円(税込み)
結果が出るまでの期間:3~4週間程度

腸内細菌のバランスを調べる検査です。(上記メディカルエッセイも参照ください)

この検査では、あなたの腸内にどのような菌がどれだけいるかを測定することができます。一般に健康な人ほど菌の種類が多く、多様性が高いことが分かっています。「多様性が高い」とは、多くの細菌がバランス良く共存していることを言います。さらに、この検査では次のことも分かります。

〇F/B比(肥満になりやすい細菌が多いかどうか)

「F/B比」は、腸内細菌のなかの「ファーミキューテス門(Firmicutes)」と呼ばれる仲間と「バクテロイデーテス門(Bacteroidetes)」の比率のことで、F/B比が高い(ファーミキューテス門が多くてバクテロイデーテス門が少ない)と太りやすくなります。つまり、この数値が高ければ高いほど腸内細菌の環境があなたを太りやすくしているということです。この数値が高くて肥満を気にしている人は、食生活を見直すことで太りやすい状態から脱却することができます。

〇「やせ菌」の有無

腸内に棲息しているとやせやすい体質になる細菌がいることが分かっています。この検査では現在「やせ菌」と呼ばれている次の細菌の有無を調べます。

・ラクトバチルス・ラムノサス(Lactobacillus rhamnosus)
・フィーカリ菌(farcalibacterium)
・ラクトバチルス・ガセリ菌(Lactobacillus gasseri)
・ラクトバチルス・プランタルム(Lactobacillus plantarum)
・ビフィドバクテリウム・ブレーベ(Bifidobacterium breve)
・アッカーマンシア・ムシニフィラ(Akkermansia muciniphila)

〇短鎖脂肪酸を産生する細菌の有無

「短鎖脂肪酸」にはがんや肥満の予防に有用な物質で、いくつかの腸内細菌が産生することが分かっています。もう少し詳しく言うと、我々が食べた食物繊維を腸内細菌が発酵するときに短鎖脂肪酸が生成されます。つまり、我々がこれら腸内細菌の「エサ」となる食物繊維をしっかりと食べると、腸内細菌が短鎖脂肪酸を産生してくれて、そのおかげで健康を維持できるというわけです。この検査では、下記の短鎖脂肪酸を産生する細菌の有無を調べます。

・ルミノコッカス属(Ruminococcus)
・フィーカリ菌(Faecalibacterium)
・ビフィズス菌(Bifidobacteria)
・ラクトバチルス・サリバリウス(Lactobacillus salivarius)
・ラクトバチルス・アジリス(Lactobacillus agilis)
・ラクトバチルス・アシドフィラス(Lactobacillus acidophilis)
・バクテロイデス・ロングム(Bacteroides longum)
・バクテロイデス・ビフィダム(Bacteroides gifidum)
・ラクトバチルス・ガセリ(Lactobacillus gasseri)

〇エクオール酸性菌

エクオールは最近注目されている物質で、大豆イソフラボンの一種である「ダイゼイン」が一部の腸内細菌によって代謝されることによって生成されます。その細菌が腸内に棲息しているかどうかもこの検査により分かります。

〇その他(神経伝達物質、ビタミンなど)

下記の物質に関与している細菌がどれだけ棲息しているかを調べることができます。
セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミン、GABA、ビタミンB1、B2、B9、B12


更新:2018年1月17日
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2018/06/15

麻疹・風疹ワクチンの接種再開(当院に受診したことのない方も含む)について
2018年5月16日より麻疹風疹混合ワクチンは、当院をかかりつけ医にしている方に限定させていただいていましたが、2018年6月15日より、すべての方(当院に受診したことのない方も含む)に対する接種を再開いたしました。尚、今後の状況によっては、再び、当院をかかりつけ医にしている人限定とさせていただく可能性もあります。希望される方は早めに受診するようご検討ください。尚、麻疹単独ワクチンは当分の間、入荷の予定がありません。