◎リフィル処方について◎


2022年4月1日からリフィル処方せんを発行しています。

注意1:すべての薬が対象となるわけではありません。比較的リフィル処方にしやすいのが、生活習慣病の薬、舌下免疫療法(シダキュア、ミティキュア)、片頭痛の予防薬、慢性の消化器症状の薬、女性ホルモン薬(LEPや更年期障害に用いるホルモン剤)、甲状腺の薬、抗HIV薬、肝臓の薬、前立腺の薬、喘息の吸入薬、鼻炎の点鼻薬、結膜炎の点眼薬、慢性蕁麻疹に対する抗ヒスタミン薬、保湿剤、ニキビの予防薬(ベピオ、ディフェリンなど)、タクロリムス、コレクチムなどです。その逆に、リフィル処方ができないのが、ステロイド(内服・外用)、睡眠薬、精神症状の薬、急性疾患に用いる薬剤、血をサラサラにする薬などです。


注意2:リフィル処方箋は通常3回まで使えます。たいていは1回が12週間(3か月)ですから、最長で36週間(約9ヶ月)分の処方となります。当院への再診は最長で9か月後となります。しかしながら、製薬会社の方針などで1ヵ月のリフィルしか認められない薬もあります。


注意3:一般に院外処方は院内処方よりも費用が高くつきますが(オンライン診療の人気が上がらない最大の理由が院外処方になることです)、リフィル処方箋があれば2回(もしくは1回)の診察が不要になりますから、トータルでみるとたいていの場合安くなります。


注意4:リフィル処方か否か、また院内処方か院外処方かに関係なく、再診予定日までに気になることがあれば、受診、オンライン受診、メール相談(無料)のいずれかを検討してください。


注意5:リフィル処方か否か、また院内処方か院外処方かに関係なく、医療の原則は「(検査や)薬は最小限とすべき」です。
参照:Choosing Wisely Top 10