医療ニュース

2009年3月24日(火) 百日咳が今年も流行

 昨年も一昨年も百日咳が増えているというニュースをお伝えしましたが、今年(2009年)になっても、過去10年間で最悪のペースで増えていることが国立感染症研究所の調査で明らかとなりました。(報道は3月23日の読売新聞)

 この調査は、国内3千の小児科を標榜している医療機関が対象となっています。3月8日までに報告された今年の患者数は775人で、昨年のこの時点が582人ですから、およそ1.3倍となります。

 百日咳はここ数年で急増しており、2005年は1,358人、2007人が2,926人、2008年には6,749人となっています。このペースでいくと今年(2009年)は、10年間で過去最高となりそうです。

 同研究所によりますと、ここ10年の特徴として大人の感染が増えています。10年前は20歳以上の患者の割合は数パーセントでしたが、昨年は36.7%を占めています。百日咳は定期予防接種の対象ですが、乳幼児の時に接種したワクチンの効果が薄れていることが原因と考えられています。

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 百日咳の流行は春から夏ですから、今後急激に増えていくかもしれません。

 以前にも書きましたが、百日咳は小児科のきまった医療機関でしか報告義務がありません。通常咳がでると成人は小児科ではなく内科などを受診するでしょうから、実際の感染者は報告よりもはるかに多いことも考えられます。

 長引く咳は放っておかないように・・・。

(谷口恭)

参考:医療ニュース
2008年4月19日「百日咳が急増!」
2007年9月3日「百日咳が大人に流行」

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