医療ニュース

2009年7月31日(金) 「電子タバコ」はやはり危険!

 煙が出ないため他人に迷惑をかけないし、禁煙ツールとしても有効です!

 これは電子タバコ(別名「e-シガレット」)のメーカーなどがPRに使っているフレーズで、なかには「WHOお墨付」のような文言を用いて過剰な宣伝をしているものもあり問題になっていました。このウェブサイトでも以前電子タバコの危険性をお伝えしましたが(下記ニュース参照)、FDA(米国食品医薬品局)が電子タバコの危険性を正式に発表しました。(報道は7月22日のHealthDayNews)

 FDAが米国で販売されている2種類の電子タバコを分析したところ、1点から不凍剤の成分であるジエチレングリコールが検出されたほか、複数の標本からニトロサミンなどの発癌性物質が検出されたようです。電子タバコは主に中国で製造されており、「今回の結果から品質管理のずさんさが示された」と同局は指摘しています。

 さらに、WHO(世界保健機関)、CDC(米国疾病管理予防センター)、ACS(米国癌協会)などの専門機関が、電子タバコには安全性に問題があるだけでなく、若年者のニコチン依存を増大し、最終的には喫煙促進につながるリスクがあることを示しているそうです。

 電子タバコの販売元である米国のNJOY社は、FDAの報告を受けて声明を発表しています。同社は、2007年4月の発売以降健康被害の報告はされていないこと、未成年に販売しないよう十分な対策を講じていることなどを主張し、「今回のFDAの試験結果には驚いている」、とコメントしています。

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 日本でも、インターネットなどを通して電子タバコを購入する人は少なくないようです。年齢確認が徹底されていないことから未成年者が購入していることも問題となっています。有害物質が含まれていて、依存性があることはほぼ間違いないでしょうから、販売の基準をもう少し厳しくすべきではないかと個人的には思います。

参考:医療ニュース 2008年9月26日「「電子タバコ」に要注意!」

(谷口恭)

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